「D.C.I.F.〜ダ・カーポ〜イノセントフィナーレ 」購入者の最新の評価・レビュー
| このゲームの評価 | 管理者のコメント |
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購入者14人の評価は3.5点
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標準的な満足度ですのでそれなりには楽しめそうです。よほどコアなゲーマーでない限り満足できると思いますが、レビューや動画などをよく見て、自分に合うか考えてみると良いでしょう。 ゲーム詳細を見る |
FDではなく初代D.C.ファンに向けた新作(萌え分は期待するな)
投稿日:2009-05-03




まずこの作品を製作した開発者は、今サ−カスにいないオリジナルスタッフ、御影氏の作った初代D.C.をリスペクトしているんだと思った。
かつて、御影氏がVFB(現在廃)のインタビューで語っていた裏設定が上手く使われているのだ。
・音夢の病気の秘密
・さくらが出していた純一への手紙の行方
この二つは、当時のD.C.ファンの間で大きな衝撃を与え話題となった裏設定だ。
音夢の病気は、音夢の能力「心の共有」がもたらした結果だと作中では語られていたが、
実はそれは半分嘘で、音夢の「優しい純一の気を引きたい」そして作品冒頭で語られていた、「好きなドラマのような恋を自分も体験したい」という願望を、魔法の桜が叶えて実現されたものであったのだ。
そしてさくらの手紙は、さくらに嫉妬した音夢が破っていたという驚愕の事実。
他に、親友であるはずの眞子にも裏モードを使っていた理由は「純一と親しく話していたため警戒していた」からだったりする。
つまり、音夢はある種のヤンデレ的少女なのである。
初代D.C.では、ほんの少ししか表に出てこなかったこの裏設定が、この作品では上手く物語のギミックとして使われている。
純一はことりに心を奪われていたが、それに気付いた音夢はヤンデレを発動。
優しい純一は病気で倒れた音夢のためにつきっきりで看病を始める。(純一は音夢の秘密を知らない)
そんな純一を離したくないが為にどんどん病気を悪化させ、ついには血を吐いて死に至ってしまう音夢。
と、まあこれはあくまでルートの一つではあるが(必ずしも死ぬとは限らないのでご安心を)萌えゲーとは思えない緊張感あふれる展開からストーリーが始まるわけだ。
純一にとって、トラウマになってしまった音夢のことがあり、本来想い人のことりと結ばれるまでに相当の遠回りをしてしまう。
そんな内容である。
本筋に入ってから「家族」「友情」「恋愛」そして「青春」
これらの青さ溢れるテーマを、直球ど真ん中で語る今回のD.C.は、
ここ最近のD.C.シリーズのような、魔法や奇跡に頼り切ったご都合主義ではなく、
失敗、絶望、熱い友情、成長を経て、最終的にみんなの力で立ち直る姿は、とても好感が持てるシナリオである。
もう一つ、この作品の肝となっているのは、熱い魂を持ったサブキャラたちだ。
杉並:こんなカッコイイヤツだったのか!?
工藤:なんて熱い男(?)だ!
みっくんともちゃん:顔も与えられなかったキャラがなんという出世・・・!
暦:最強のシスコン!
等等、彼らの活躍はもはや主役を超えており、この作品を名作たらしめる威力を発揮しているのである。
後半のストーリーには不覚にも泣いてしまった次第。
ただし、D.C.の表立った特長である「萌え」の要素は皆無であり、それに期待したファンは絶望する事だろう。
もしかしたら、アニメ化を意識したのかもしれない。
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